chronic life

I can (not) have relations.

次世代パズル

昨日は結局終電を乗り過ごして、一緒に飲んでいた友人宅に泊まることになった。仮にここでは、彼のことを真心君としておこう。真心君は結構酔っていて、昨夜は部屋に着いたら殆ど直ぐに寝てしまった。僕もそれなりに飲んでいたので、程なくして眠った。
朝、僕は夜明けよりも先に目覚めてしまい、暫く一人でウダウダやっていた。携帯とか弄ったり、昨日買ったり貰ったりしたものを眺めたりして。で、その内真心君も起きて、何とはなしに二人で話し出した。想えば、真心君と二人だけでこんなに普通に当たり前の話をすると云うのも、初めてのような気がした。
彼とは同じ学年と云うこともあって、色々と昔懐かしい話をした。主にあの95年前後――90年代半ばの頃の話なんか。昔の「ジャンプ」は本当に面白かったとか、何気にやっぱり小室哲哉は好きだったとか、『るろうに剣心』のアニメは普通のJ-POPを主題歌に起用したと云うことだけでも意義があったとか、デートや何かで映画館に行くのは、間を持たせるのと簡単に共通の話題を見出せると云う意味で男が楽をするための策略だとか、名作と云われているTBS野島三部作とかも今になって冷静に観てみるとかなりイタい話だった、とか……本当に色々。
ファウスト」とか「佐藤友哉」とかのことも喋ったりしたけど、何故かどうでもいいようなことばかり頭に残っている。世間話とオタ話と昔話の折衷と云うか、久し振りにまともに長々とタイマンで友達と喋ったな、と。友達とゆっくり下らないことを喋るのって、こんなに楽しかったんだなって、ちょっといい話で締めようと想ってます。いや、本音だけどね。真心君、有難う。ご迷惑をお掛けしました。これからも宜しくね。仮名に深い意味はない。