心の外で思って®

〈Belacqua〉

2017年5月の映画まとめ

 5月は映画館6本、その他18本、併せて24本。年始から都合、107本。
 特に印象的だったのは、『ジョギング渡り鳥』『帝一の國』、そして『人が人を愛することのどうしようもなさ』ですかね。
 詳細は『岸ヰ了』の映画レビュー | Filmarksで。

2017年5月の読書まとめ

 4月から持ち越した三冊も読み終え、今は丁度谷間の時期です。

5月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:2499
ナイス数:37

一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)感想
あー、二重辛苦(ダブルシンク)。
読了日:05月05日 著者:ジョージ・オーウェル
皆殺し映画通信 冥府魔道皆殺し映画通信 冥府魔道感想
何とか(Amazonその他で)延び延びになっているらしい『地獄旅』の発売前に読了。毎年恒例のあの指数、2015年は9/50だったんですが、恐らく近い内に『THE HYBRID 鵺の仔』は観るつもりなので、10/50になると思います。
そして、「地域発映画」とNHKがやっている《地域発ドラマ》についても比較検討してみたいところです。アレも色々ねぇ……。
読了日:05月06日 著者:柳下毅一郎
青が破れる青が破れる感想
文藝賞受賞作を読むのは恐らく、磯﨑憲一郎『肝心の子供』以来かと。どうにも狙いと天然の線引きが難しいな、と。敢えて「純文学」のパロディをやっているのか、凡て本気のストレートなのか……。どちらにせよ、「っぽさ」だけが残る読後感でした。
読了日:05月07日 著者:町屋良平
大きな鳥にさらわれないよう大きな鳥にさらわれないよう感想
こういう小説に出合いたくて、私は本を読み続けているのだなぁ、としみじみ痺れる。「Interview」のおれ、好きだなぁ。〈新潮〉っぽいと思っていたんですが、〈群像〉でしたね。『変愛小説集 日本作家編』所収の「形見」のみ再読。
読了日:05月09日 著者:川上 弘美
アイドルになりたい! (ちくまプリマー新書)アイドルになりたい! (ちくまプリマー新書)感想
『笑う招き猫』の行き帰りで読んでいたら、色々なことを考えてしまいました。敢えて、これ以上は詳しく申しませんが……。
天皇もアイドルであるならば、ファンもアンチもいることでしょう。勿論、まるで存在しないかのように無視するか、或いは無関心な人が多いこともまた。だから何だ?と云われると困ってしまうんですが、「なりたい!」と対に「辞めたい……」もあると云う、当たり前の事実を想起する平成29年に。
読了日:05月10日 著者:中森 明夫
聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた (講談社ノベルス)聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた (講談社ノベルス)感想
ミステリーにおける、稚気と論理のバランスについて考えながら読んでいた。その鮮やかなる融合の達成を願って……。「容疑者は高々……七十億強」(p.261)いいフレーズですね。
読了日:05月19日 著者:井上 真偽
百億の昼と千億の夜 (ハヤカワ文庫JA)百億の昼と千億の夜 (ハヤカワ文庫JA)感想
凡そ二十年ぶりの再会(と敢えて云いたい)。嗚呼、魅了……!
読了日:05月29日 著者:光瀬 龍
火蛾 (講談社ノベルス)火蛾 (講談社ノベルス)感想
《山》に行くまでは些か読みあぐねていたんですが、そこから先は一気に。いやー、恐れ入りましたね。終盤のこういう感じ、好きだなぁ。
読了日:05月30日 著者:古泉迦十

読書メーター

2017年4月の読書まとめ

 4月はどうも、脳を揺さぶられるような本が多かったですね。因みに、今は『一九八四年』『火蛾』『皆殺し映画通信 冥府魔道』を併読しております……。

2017年4月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1395ページ
ナイス数:31ナイス

恐怖小説 キリカ恐怖小説 キリカ感想
CZS(超・絶・賛)!!
読了日:4月6日 著者:澤村伊智
シン・ゴジラ論シン・ゴジラ論感想
藤田直哉、二冊目の単著。「『シン・ゴジラ』論」であり、「シン・『ゴジラ論』」でもある。やはり、過去の《ゴジラシリーズ》も「ビートたけし第一回監督作品」も観なくてはなぁ……。『新世紀ゾンビ論』も近い内に。
読了日:4月10日 著者:藤田直哉
新世界崩壊 (講談社ノベルス)新世界崩壊 (講談社ノベルス)感想
上小野田警部が好きだ、と声高に表明することは些か憚られるが、その気持ちを無碍にも出来ない。一つや二つ見破れても、凡てのネタを看破することは容易ではないだろう。そしてまた、私は新たな世界を夢想する。それも吝かでないな、と嘯きながら……。
読了日:4月14日 著者:倉阪鬼一郎
断片的なものの社会学断片的なものの社会学感想
読みながら考えていた、ある断片をここにも記す。「勤労の義務」や「働かざる者食うべからず」と云う、目には見えないが確実に存在している鎖(「呪い」と言い換えてもいい)から完全に解放されることは難しい。それは仮令、実際に労働をしていなくても、いや寧ろ、していない時こそ強く意識させられる。自らを否定する、逃れ難い抑圧として。「不労の自由」が、鼻毛が出ていることと同じくらいの軽さになればいいのに、と願って。そして、「厭々働かざるを得ない人」が一人もいない社会を目指して(キリンジの「エイリアンズ」を聴きながら……)。
読了日:4月19日 著者:岸政彦
超企画会議超企画会議感想
先達ての『断片的なものの社会学』同様、本書を読もうと思ったきっかけも『トーキングフルーツ』だった。正直、書き手としての川村元気にはあまりいい印象がなかった。いい噂を聞かなかった、と云ってもいい。それに私は、ハリウッドの映画や映画人に関しては、極めて無知だ。そういう前提で読んだ、訳です。さて、「J.J.エイブラムスと『ゴジラ』を作ったら?」は、後の(川村Pはノータッチの筈の)『シン・ゴジラ』を経てから読むと、実に示唆的に感じられた。
読了日:4月19日 著者:川村元気
四重奏 Quartet (講談社ノベルス)四重奏 Quartet (講談社ノベルス)感想
あるリストの中で「☆」のついている最も古い作品だった……と、これくらいなら書いても大丈夫だろうか?
2017年春に読むには、些か過剰に期待してしまうタイトルですが、こちらは2001年4月の作品。
判る……判るんだけど、笑えるところまでは突き抜けていない感じ。所謂「ホップ」の段階と云いますか……。さて、次の「ステップ」はどれかな?
読了日:4月22日 著者:倉阪鬼一郎

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2017年1〜4月の映画まとめ

 色々と考えまして、映画についても記録を残しておくことにしました。

 先ず1月。映画館で観た作品が4本、DVDやTVその他で観たのが8本、併せて12本。
 次に2月。映画館7本、その他14本、併せて21本。1〜2月の小計33本。
 続いて3月。映画館6本、その他24本、併せて30本。1〜3月の小計63本。
 そして4月。映画館6本、その他14本、併せて20本。1〜4月の小計83本。

 特に印象的だった作品としては『ANTIPORNO』『お嬢さん』『3月のライオン 前編/後編』『哭声/コクソン』『牯嶺街少年殺人事件』と云った辺りでしょうか。今年は海外の作品も(例年よりは)観てますね。
 まだまだ浴びるように映画を観ていきたいと思います!

 詳細は『岸ヰ了』の映画レビュー | Filmarksで。

2017年3月の読書まとめ

 ジャンルは色々と読めたので、後は数なんですよねぇ……。

2017年3月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1600ページ
ナイス数:34ナイス

紙の碑に泪を (講談社ノベルス)紙の碑に泪を (講談社ノベルス)感想
ハッハッハー! 何作か溜めてしまっていたんですが、やはり年に一冊は読みたい味でした。更にもう一捻りあれば……と云うのは、高望みって奴ですかね。
読了日:3月9日 著者:倉阪鬼一郎
増補新版 芸能人はなぜ干されるのか増補新版 芸能人はなぜ干されるのか感想
この「増補新版」が刊行された昨年9月以降に限っても、芸能界を中心とした様々な事件や問題が明るみに出ている。以前に比べれば、芸能人の労働環境や労働組合についての議論は交わされつつあるようにも感じられるが、それでもまだ何か大きな進展があったとは思えない。本書に登場する芸能界の大物達の暗躍や権謀術数は、まるで戦国武将か何かのようで、これらが凡てフィクションであったなら!と考えずにはいられない。勿論、全部を鵜呑みにするつもりもない。ただ、もっと多くの人に読まれますように、と願って……。
読了日:3月9日 著者:星野陽平
ずうのめ人形ずうのめ人形感想
因果や縁故について些か偶然が勝ち過ぎているような気もしますが、それに関する理屈もある程度は示されているので、やはり巧いなと。そして、藤間のメンタルにかなりシンクロしながら読んでました。397ページに記された、二つの名前にもニヤリ。
読了日:3月12日 著者:澤村伊智
すばらしい新世界〔新訳版〕 (ハヤカワepi文庫)すばらしい新世界〔新訳版〕 (ハヤカワepi文庫)感想
神や宗教は排除されても、「フォード」は残っていると云うのが、何ともアイロニカルだなぁ、と。「連帯のおつとめ」なんかもそうですが……。中盤で野人ジョンが登場してからは、『アルジャーノンに花束を』や『エレファント・マン』のことが頭を過りました。
もし、ジョンとドルリー・レーンが出会ったとしたら、一体どんな会話を交わすんだろう?などと、妄想が膨らみます。
読了日:3月22日 著者:オルダス・ハクスリー
弁護側の証人 (集英社文庫)弁護側の証人 (集英社文庫)感想
ある作品のことを考えていた。ここ五年ほどの間に放送された、原作の設定を大胆にアレンジした連続ドラマのことを。ネタ的には殆ど正反対の代物なのだけれど、事件の起こる空気感のようなものが似ているなぁ、と。因みに、その原作小説よりも本作の方が更に十数年前に書かれていたのでした。おっと、これ以上は……。
読了日:3月27日 著者:小泉喜美子

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